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大きく相場が動くとサーキットブレーカーが発動するって言われたんだけど、さーきっとぶれーかーってなんだぶー?
株式市場のブレーキだよ☆
▼結論▼
市場が大きな上下をした時はサーキットブレーカーによって一旦売買が停止されます。
これを知らないと、「え、え、売りたいのに取引ができない!…💦」とパニックになってしまいます。
サーキットブレーカーを正しく理解すれば、落ち着いた売買ができるように備えられますよ!
それではさっそくみていきましょう~☆
サーキットブレイカーとは
サーキットブレーカーとは
サーキットブレーカーという言葉自体は、もともと「電気」の分野で使われていて、電気回路において、電気が過剰に流れすぎた時などに自動的に回路を遮断する装置をのことを指します。
あぶないからストーップ!ってことだぶー
同じように金融の分野では、サーキットブレーカーにより、株式市場という大きなお金のながれに急ブレーキ(ストップ)がかかります。
サーキットブレーカーが必要な理由
なんで必要なの?
まずはパニックを防ぐことが目的です。株価が急に変わると、みんなが慌てて売ったり買ったりしがちになり、パニックになりやすくなります。
サーキットブレイカーは、みんなが落ち着いて考える時間をつくってくれるんです!
言い換えると、相場が落ち着きを取り戻す時間をつくってくれるんです!
ブラックマンデーの教訓
サーキットブレーカーが導入されたきっかけは、1987年10月19日に米国で起きた「ブラック・マンデー」という大暴落でした!
出典:iFinance 金融経済用語集
この日、ダウ工業株30種平均(NYダウ)が1日で508ドルも下落し、世界中の株式市場に影響が広がりました…
この経験から、急激な相場変動時に市場を一時的に停止させ、投資家に冷静な判断の機会を与える必要性が認識されました!
急激な価格変動時に投資家が感情的な判断をすることを防ぎ、市場の混乱を抑制する目的があります。
サーキットブレーカーができてからどんな効果が期待できるぶー?
大きく分けて3つの効果があります!
●市場の急激な変動を抑制する
●金融システム全体の安定性を向上させる
日本では1994年2月14日に、東京証券取引所と大阪証券取引所でサーキットブレーカー制度が導入されました。
ただし、日本では先物とオプション取引にのみ適用され、現物株式は対象外となっています。
発動条件
日本市場では、どうしたら発動するんだぶー?
●先物とオプション取引にのみ適用
●制限値幅の10%の範囲外で1分間以上価格が推移した場合
サーキットブレーカーが発動したら?
発動したらどうなるぶー?
●制限値幅の拡大
・1回目の発動…制限値幅が12%に拡大
・2回目の発動…制限値幅が16%に拡大
●取引再開…10分後に板寄せ方式で取引が再開される。
ちなみに日本市場では、2024年8月5日に東京株式市場で日経平均株価が急落し、サーキットブレーカーが発動されています!
あ、あの下落は…いまだに覚えてるぶー!
まだ一ヶ月しか経ってないじゃん
過去の発動について確認したい方はこちらから飛べます↓
2種類のサーキットブレーカー
実はサーキットブレーカーには2つの種類があるんだ☆
●通常のサーキットブレーカー(SCB)
発動のタイミングの違い
DCB(ダイナミック・サーキットブレーカー)
●瞬間的な大きな価格変動を防ぐために即時発動する。
●一つの注文で急激な価格変動が起きそうな場合に発動する。
SCB(静的サーキットブレーカー)
●一日の価格変動幅に基づいて発動する。
●あらかじめ定められた値幅を超えた場合に発動する。
基準値の違い
DCB
●直近の約定値段を基準として、その都度変動する。
SCB
●営業日の帳入値段(終値)を基準とし、一日中変化しない。
適用範囲
DCB
●個別の取引や銘柄に対して適用される。
SCB
●市場全体や特定の商品グループに適用されることが多い。
まとめ
【サーキットブレーカー】
●株式市場で株の値段が急に大きく変わったときに、取引を一時的に止める仕組み
●先物とオプション取引にのみ適用
●制限値幅の10%の範囲外で1分間以上価格が推移した場合に発動
日経先物とかがすーっごい大きく動いたらサーキットブレーカーが発動するかもしれないぶー!
まずは冷静になることが大切☆
サーキットブレーカーが発動された時には、パニックにおちいらず、冷静に状況を分析する心構えを持っておきましょう!
あとはなんと言っても身の丈に合った投資をすることをおすすめします☆
自分の資金以上に投資をすると、大暴落したときにいくら冷静に考えても対応できなくなる可能性が高まりますからね!
それでは今回は以上です☆
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