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・30代の個人投資家
・投資歴: 3年10ヶ月
・現在、仕事をしながら投資信託と現物株に投資中
・1,000円から始めた投資が、今では資産3ケタ万円に達しました!
【つみたてNISA 投資信託の直近評価額】
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投資に使う「板」ってなんなんだぶー?

取引に必須のツールだよ☆
株式投資を始めたばかりの方は、「板(いた)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません!
これは、株式取引において非常に重要なツールで、売買注文の情報をリアルタイムで見ることができる画面です。
「板」を使いこなすことで、株価の動きを予想したり、適切なタイミングで売買できるようになります!
この記事では、初心者向けに「板」の基本的な見方や活用法を、初心者でもわかるように工夫して解説していきます!
それではさっそくみていきましょう~☆

「板」の基本を知ろう
板とは↓

なんで「板」っていうんだぶー?
今でこそデジタルな板が使われていますが、昔は本当に木の板を使って取引をしていたので、そのまま「板」というんですね!
※実際の昔の株式取引の光景です↓
出典:東証経済教室 株式市場の歴史

へえ~、へえ~
それではまずは、実際に現代の「板」を見ていきましょう!

板の見方↓
●左…売数量(売りたい人たちの注文が集まる部分)
●真ん中…気配値(注文が出ている価格)
●OVER…現在表示されている株価よりも上値で買いたい数量
●UNDER…現在表示されている株価よりも下値で買いたい数量
ここまでは「指値で買い(売り)たい量」です。●成行…価格を気にせずすぐ買いたい「成行買い(売り)」の数量

ほとんどの情報が指値で売買したい数量なんだね
実際のザラ場(取引時間)ではこのいたの数字が毎秒毎秒めまぐるしく変わっていきます!
始めて見る方は目がチカチカすると思います笑
※指値・成行について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください↓

「板」の読み取り方
では、実際に「板」の読み取り方を解説していきます!
売数量

・1,000円で売りたい量は1,000株
・1,001円で売りたい量は3,300株
…と読んでいきます・この場合1,000円で買いたい注文が入れば、売買が成立です(約定)

1,006から1,009まで株価が飛んでるぶー
こうした売り手(買い手)が少ない部分を「板が薄い」などと表現します。
板が薄いと株価が大きく上下する可能性が高くなります!

1,010円の売りたい量がケタ違いに多いぶー!
こうした売り手が多い部分を「蓋(ふた)がされている」などと表現します。
蓋がされていると、これ以上の株価の値上がりは厳しいんじゃないかな…と心理的なハードルが上がり、より高い株価に上がりにくくなる可能性が出てきます!
買数量

・999円で買いたい量は100株
・998円で買いたい量は900株
…と読んでいきます・この場合999円で売りたい注文が入れば、売買が成立です(約定)

990円のところに、これまたケタ違いの20,100の買数量があるぶー!
こうした買い手が多い部分を「買い支え」と表現します。
機関投資家や大口投資家による注文が多いことが多く、なかなか売り崩されずに反発していく可能性が出てきます!
基本的な板の読み取りは以上です!
「板」で予想できる株価のながれ


うーん、あんまり変わんない感じがするぶー
そうですね!
では次の板ではどうでしょう?↓

買いの方が強いぶー!
その通り!買いの方が数量が大きく、売り板に比べると簡単に崩れなさそうですね!
こんな風に、板を見るとその時の買いと売りの勢いや状況を分析することが出来るようになります!
ただ、そこまでの前後の取引のながれにもよるので、あくまで予想できるという程度に考えましょう!
すべては機関投資家次第でどうにでもなってしまうので…
注意事項!
場中の成行は板に出ない
基本的にザラ場での成行は板には出ません。
理由は注文を出した瞬間に約定されるので買い注文として溜まらないんです。
そもそも即座に約定できるのが成行のメリットですからね☆
ただし、例外があります!

●11:30-12:29までの昼休憩
これはザラ場前に注文を出していくことができるパターンです。
まだ取引がされないので成行注文を出しても、予約注文として溜まっていきます(上図)
私も朝一で約定したい場合は買い予約を入れておいたりします。
そしてストップ高(安)などの場合も、売買する相手が極端に少なくなるため成行注文が溜まる場合があります!
※ストップ高(安)について詳しく知りたい方は下の記事を参考にしてください↓

板がスカスカの時は成行注文は思わぬ高値になる危険性がある

取引量が少ない銘柄だと、値段が小刻みではなく一気に飛んでいる場合があります。
例えば上の図の場合、500株で成行注文を出した場合どうなりますか?

1,000円で100株、1,010円で300株、1,033円で100株…
かなり高い価格で買っちゃってるぶー!
そうなんです!板が薄い状態で成行を出してしまうと思わぬ高値で約定してしまう可能性が出てくるの注意しましょう!
見せ板

見せ板は売買における禁止事項です!
ですが、実際の取引で見られることがあるので、対策が出来るように解説しておきます!
上の図を見てください。
左は990円で見せ板が出ている状態です。
これを見たときに投資家はどう思いますか?

990円で大きな買い支えがあるから安心して持っていられるー☆って思うぶー
ですよね?でももし右のように990円の買い数量が一気に減ったらどうなりますか?

あわわわ!これじゃあ少しの売りで下に下がっていっちゃうよー恐いよーってなるぶー
そうですね。特に売り崩すことで利益が得られる「空売り」をしている場合は個人投資家がうろたえた方が下げやすく、つまり空売りで利益を出しやすくなるんです。
こうした他者をだます「見せ板」は禁止されています!注意しましょう!
まとめ
【板を活用するポイント】
●各価格帯での買い注文と売り注文の数量を一覧で確認できる取引ツールで、株価の動向や需給バランスを把握し、取引の判断材料にできる。
●板を見るとその時の買いと売りの勢いや状況を分析することが出来るようになります
●板が薄い状態で成行を出してしまうと思わぬ高値で約定してしまう可能性が出てくる
●見せ板は禁止事項

板ひとつでいろんなことがわかるぶー

便利でしょ!
「板」は初心者でもすぐに使える便利なツールです!
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、見慣れてくると、株価の動きが予測しやすくなります!
まずは、「板」を見て、少しずつ売買の感覚をつかんでいきましょう!
慣れてくれば、精度の高い取引ができるようになりますよ!
それでは今回は以上です☆
ではでは~☆