●本記事の情報は2024年8月4日時点のものです
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こんにちは、タンポポウサギです☆30代、投資歴3年8ヶ月の個人投資家!現在は仕事をしながら投資信託と現物株で投資をしています!1,000円から始めた投資…今では資産3ケタ万円に到達!
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空売りが無限に出てきて
信用買いした株が
下がったもー
今回は、空売りにの仕組みについてわかりやすく説明します!
信用取引で株を買っている方は、実は自分が買っている株が株価下落に使われるという仕組みをしっかりと理解しておきましょう!
それではさっそくみていきましょう~☆
空売りとは
空売りとは、株を借りて市場で売り、買い戻すことで利益を得る投資方法です。
↓ペンで例え
●ペンを借りる
●借りたペンを100円で売る
●同じペンを80円で買う
●ペンを借りた人に戻す
●手元に
20円が余る
空売りについて解説した記事はこちら↓
【投資家必見】信用取引のリスクと可能性をわかりやすく解説!
【信用取引】①一日に何度も取引ができる▶回転売買で利益(損失)を大きくできる②自分の資金以上に取引ができる▶利益(損失)も2倍、3倍にできる③「買って売る」だけでなく「売って買い戻す」利益を出せる▶下落相場でも利益が出しやすい手法
信用取引でのみ、できる投資方法です。
空売りの株はどこから調達してるの?
結論
空売りの使う株の多くは、信用買いで買った人の株から調達している
え、株を買ったのに
売ったら儲かる人の
お手伝いをしてることに
なるのかぶー?
そう!だから結果として
信用買いは自分たちで
自分たちを苦しめる状況を
つくってしまうの!
まずおおまかなながれを説明しますね。
おおまかなながれ
①個人投資家Xが信用買いでA株を買う
②言い換えると、信用投資家Xが、証券会社Bからお金を借りてA株を買う
③なので、証券会社Bのお金でA株を買ったので、正しくはA株を買ったのは証券会社Bであり、A株の持ち主は個人投資家Xではなく証券会社B
④空売りで稼ぐ投資機関Cに、証券会社BがA株を貸す
⑤投資機関Cが、その株を大量に市場で売り(空売り)、株価が下落
個人投資家X…(追い証、信用買いの返済期間の恐怖)
⑥個人投資家Xは株価が下落したので、なくなく損切りをする
⑦個人投資家が投げ売りしやすくなってきたので、投資機関Cは追い打ちをかけるように空売りをして株価を下げる
⑧個人投資家が投げ売りして株価が下がる
⑨投資機関Cは安値で買い戻し、証券会社Bに借りていた株を返却
結果
☆個人投資家X…損失を受ける
☆投資機関C…利益を得る
そう、だから私も
現物でしか投資を
しなくなったよ!
しかも空売りは、信用買いの3倍の量で取引されます!
100株信用買いしたら、300株の空売りですね。
細かく説明
「おおまかなながれ」を細かく説明します。
①個人投資家Xが信用買いでA株を買う
↑【個人投資家X】
ここはいいですね。
②言い換えると、個人投資家Xが、証券会社Bからお金を借りてA株を買う
↑【証券会社B】
お金を出しているのは、この証券会社B。
個人投資家Aからは売買の手数料も入ります。
③ なので、証券会社Bのお金でA株を買ったので、正しくはA株を買ったのは証券会社Bであり、A株の持ち主は個人投資家Xではなく証券会社B
Xが買ったA株の所有権は証券会社Bです。
④空売りで稼ぐ投資機関Cに、証券会社BがA株を貸す
個人投資家Xが信用買いで株を買ってくれると、投資機関Cは証券会社Bを通じて株を調達することができます!
なので、株主構成の中に証券会社がある銘柄は、証券会社を通じて信用買いをしている投資家が多いという場合があります。
信用買いが多いと銘柄は株価が下落することが比較的多く見られます。
さらに貸株といって、現物で買った場合でも証券会社に株を貸すシステムがあります。
それが貸株です。
「買った株を貸してくれたらお金あげるよ」と言って、貸株をしてくれた個人投資家には数%の金利を差し出します。
一方で貸株された株は投資機関の空売り燃料になり得るので、株価は下落しやすくなります。
「貸株しませんかー」
の連絡は定期的に
来ているけど、貸株は
していないよ☆
⑤投資機関Cが、その株を大量に市場で売り(空売り)、株価が下落
個人投資家X…(追い証、信用買いの返済期間の恐怖)
↑【投資機関C】
投資機関Cは空売りを行い株価が下落、その裏で個人投資家は2つの恐怖におびえます。
●追い証
●信用買いの返済期間
追い証は簡単に言うと、信用取引に必要な不足していて、追加のお金を証券口座に入金しないといけない状態です。
SNSでもちらほら見かける言葉です。
さらに信用買いの返済期間内に、信用買いのために借りたお金を返済しないと強制的に買った株が売却されます。
ここで大切なのが、信用買いされてまだお金が返済されていない株(信用買い残)は、将来の売り圧力になるということです。
株を売らないと現金は戻ってきませんもんね!
信用買い残が多い銘柄は
株価が上がりにくいってこと
であってるぶー?
その通り!100%ではないけど
理論上は信用買い残は必ず
売ってお金を証券会社に
返済しないといけないからね!
⑥個人投資家Xは株価が下落したので、なくなく損切りをする
信用買いの個人投資家Xは追い証を避けるため損切り、もしくは強制的に売られてしまいます。
⑦個人投資家が投げ売りしやすくなってきたので、投資機関Cは追い打ちをかけるように空売りをして株価を下げる
⑧個人投資家が投げ売りして株価が下がる
売りが売りを呼び、多くの個人投資家は損失を出してしまします。
⑨投資機関Cは安値で買い戻し、証券会社Bに借りていた株を返却
結果
売りで入っていた投資機関Cは株価が下がれば安く買い戻せるようになります。
あとは借りていた株を返せば利益確定です。
☆個人投資家X…損失を受ける
☆投資機関C…利益を得る
こうして個人投資家の【信用買い~損切りまでの流れ】と投資機関(機関投資家)の【空売り~買い戻しまでの流れ】ができあがります。
信用買いが空売りの
材料になるぶーね。
どの株もこうやって
下げるの?
もちろんすべてが
こうなるわけでは
ないよ!でもこういう
風に出来ているんだよ
っていうのは
知っておいたほうがいいよ!
2024年7月末~8月末の下落
この記事を書いている現在、ちょうど株式市場が大きく下落しています。
その要因の1つとして、最近市場全体で信用買いの量が増えていたことが挙げられると、個人的に思っています。
出典:Bloomberg 日本株に4.9兆円の火種…
7月頭までに、信用買い残が18年ぶりの高水準になっていました。
ここまでやってきてわかるように、信用買いがたまっている状態は、株価にとってあまりよくありません。
対策
主な対策は
①すべての人が現物取引をして貸株をoffにする
②信用買い残が多い銘柄は避ける
③現物取引にする
①は個人でできることではないので、実質②が個人で出来る対策ですね。
あとは、今回説明した個人投資家Xのようにならないように、③現物取引で株を買うことです。
追い証の不安や返済期限の焦りを持たず、自分なりのシナリオを崩さずに保有し続けることも出来ますよ!
私は信用取引は続けるけど
銘柄選びは気をつけるもー!
そうだね!しっかりと理解した
うえで取引をすれば、損失を
避けられることもあるかもね☆
僕はどっちみち長期投資だから
現物取引ぶー☆
でも銘柄選びの時には信用買い
が多くないかチェックするぶー!
まとめ
・個人が信用買いで買った株は証券会社を通して、空売りで稼ぐ投資機関の手元にとどく。
・投資機関は市場で売り(空売り)、株価が下落して個人が投げ売りしてさらに株価が下がる
・投資機関は安値で買い戻し、証券会社に借りていた株を返却
今回は『信用買いは空売りのもと』の仕組みについて解説しました。
現物取引、信用取引それぞれ仕組みが違います。
しっかりとその特色を理解して自分に合った投資方法を選びましょう!
ではでは~☆
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