ロックアップとは
ロックアップとは
もう少しかみ砕いて言うと「新しく上場した企業の株をたくさん持っている人は、半年や1年くらいは売れませんよ」という制度です。
大株主が一気に大量の株を売るとせっかく新規上場した銘柄の株価が急落してしまいます。
これを防ぐためのルールがロックアップ(たくさん持っている人はしばらく売れないルール)です!
株価の下落防止措置(安定化)ですね!
このロックアップの内容は企業によって違い、目論見書に開示されることが多いです。
ロックアップの種類
任意ロックアップと制度ロックアップがあります。
ここで大切なのは、ロックアップは期間が決まっているということです!
また期間のロックアップとは別に価格のロックアップもあります。
ロックアップのメリット
ロックアップがないと、上場日から大量の売りが出て株価が下落しやすくなります。
投資をする時には売り圧力が少ない方がいいですよね。
それでもIPO銘柄はボラティリティが激しく、上場初日から価格が大きく変動することが多いですが。
上場する企業側からみても株価の推移というのは大切です。
事業に専念したいのに株価が急落を続けては困ります!
ロックアップによって少しでも売り圧力を減らし、事業に力を注いでいくことができます。
ロックアップ中は大株主による大量売りを防ぐことができます。
つまり、ロックアップが解除されてからはその保障がないということです!
必ずしもロックアップ解除後に大量に売られるというわけではありませんが、制限自体はかからなくなります。
なのでロックアップ解除前に利益確定(株式を売って利益を得る)をしておく、という判断材料になるんです!
ロックアップのデメリット
制限を受ける株主としては売却の制限がされることで、ロックアップ中に株価が下落するリスクがあります。
ただし、多くの投資家は制限を受ける側には含まれないと思います。
大きなデメリットは、解除後は一般的に株価が下がりやすいということです!
●実際は大株主が売り抜けなくても、「売るんじゃないか」という憶測で個人投資家が売り下落
●大株主が売り抜けなくても、機関投資家が売り株価が下落、その売りが個人投資家の売りを誘発し更に下落
いろんな考え方ができると思いますが、大切なのは「ロックアップ解除後は株価が下がる」と思う人が多いということです!
ですので、その銘柄のロックアップの条件(期間など)を知っておくことでリスクを軽くすることができます。
自分が保有していたり、監視している銘柄をしっかりとチェックしておきましょう☆
ロックアップの詳細は『目論見書(有価証券届出書)』に記載されています。
また、下のリンクから、現在の銘柄毎のロックアップ条件をまとめたサイトに飛べます。
【まとめ】
●上場直後に株価が急落しないようにするための株価の安定を目的としている。
必ず下がっていくぶー?
必ずとは言えないんだなー
ロックアップが解除されて株価が下がりきったあと、決算などで「見直し買い」があり、株価が上がることもあります。
いずれにしても焦りは禁物です☆
上がりやすいタイミングは難しくても、下がりやすいタイミングで買わないことはできます。
IPO銘柄を売買するときは、ロックアップの特徴を理解しておきましょう☆
最後まで読んで頂いてありがとうございました
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