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ある企業の情報を調べてたら「TOB」ってあったんだけど、これって投資に関係ありそうぶー?
超あるよ!株価が上下するかも!
企業の株をたくさん持つ(買う)ことで、その企業を実質的に支配すること【TOBのメリット】
●プレミアム価格の設定
●投資家の期待
●需要の増加
●経営改善への期待【TOBのデメリット】
●高コスト
●失敗のリスク
●情報開示義務
●時間と労力
銘柄探しで企業を調べているといろんな言葉が出てきますよね。そしてその多くが知らない言葉…
でも、その中にはその企業の株価を大きく上下に動かす言葉もあります!
その一つが「TOB」です!
今回は投資初心者用にできるだけかみ砕きながら、図解も入れてわかりやすく解説していきます!
TOBを理解して、銘柄探しに役立ててみてくださいね!
それではさっそくみていきましょ~☆
TOB(株式公開買付)とは
一言で言うと
企業の株をたくさん持つ(買う)ことで、その企業を実質的に支配すること
・会社Aは会社Bの親会社となる
・会社Bは会社Aの子会社となる
→会社Aは会社Bの経営に対して支配力を持つ
正式には「Take Over Bid」の略で、直訳すると「買収提案」です。
株式会社はその企業にとって大切な決めごとをする時に株主総会を開き、そこで株主から賛成や反対の票をもらいます。
そのときに株主が保有している株式の数が議決権になります。
つまり僕がA会社の株式の60%を保有してたら、僕の意見が株主全体の60%の意見になるってことぶー?
その通り!
なので、TOBは「この企業をうちに取り入れたいんだー!さあ、この企業の株を私に売っておくれー」みたいなイメージになりますね!
買収をした側は、株主総会での議決権の過半数を持ち、重要な意思決定を左右できるようになるんです!
企業の重要な意思決定の例↓
・取締役会の過半数を選任する権利
・重要な経営方針の決定権
・利益配分の決定権
TOBの仕組みと株価への影響
なんでそれが株価に影響を与えるくらい
大きなことなんだぶー?
TOBは株式の買い付けをする際に、通常、市場価格より高い価格で買い付けを提案し、一度に大量の株式を取得できる状態だよーという意図を公に示します。
TOBのながれ↓
①買収する側が「この価格でこれだけの株数を買います」と公に宣言する
②一定期間、株主からの売却の申し込みを受け付ける
③証券取引所を通さず、直接株主と取引をする
高値で買ってくれるなんて!僕の持ってる分も買い付けして欲しいぶー!
そして、TOB(株式公開買付)が発表されると、通常株価が上昇する傾向があります!
その理由は以下の通りです↓
●投資家の期待…TOBの発表により、投資家はさらに高い買付価格や対抗TOBの可能性を期待し、株式を買い集める傾向がある。
●需要の増加…TOBの公表により、買収される側の企業の株式に対する需要が一時的に高まり、これが株価上昇につながります。
●経営改善への期待…買収側の企業が対象企業の価値を向上させる可能性があると投資家が判断すれば、将来の成長への期待から株価が上昇する。
TOBの種類
TOBには大きく分けて2つの種類があります!
●友好的TOB…対象企業の同意を得て行う
●敵対的TOB…対象企業の意向に反して行う
おまえを私の支配下に置くぞ~
ひ、ひえ~
友好的にいこうよ~
TOBのメリット
TOBをする側にはどんなメリットがあるぶー?
●買付価格の固定…事前に買付価格を設定するため、株価変動リスクを抑えられる。併せて市場価格よりも高い価格(プレミアム)で買付けることで、株主の売却意欲を高められる。
●経営権の取得…過半数の株式を取得することで、対象企業の経営権を獲得できる。これにより、企業戦略の実行や事業再編が容易になる。
●透明性の確保…公開買付けのため、情報開示が義務付けられており、取引の透明性が高まり、株主や市場からの信頼を得やすくなる。
経営権だけじゃなくて、公開買い付けならではのメリットもあるんだね!
TOBのデメリット
デメリット(買収する側)↓
●高コスト…市場価格より高いプレミアム価格で買付けた場合、コストが高くなる。
●失敗のリスク…目標とする株式数を集められない可能性がある。
●情報開示義務…TOBの実施には詳細な情報開示が必要で、企業戦略が競合他社に知られる可能性がある。
●時間と労力…TOBの準備や実施には多くの時間と労力がかかる。
たくさん株式を持ってる人(企業)が売ってくれなかったら負けちゃう可能性もあるぶーね。
うん!特に敵対的TOBの場合、失敗のリスクが高くなるよ!
まとめ
企業の株をたくさん持つ(買う)ことで、その企業を実質的に支配すること
【TOBのメリット】
●プレミアム価格の設定
●投資家の期待
●需要の増加
●経営改善への期待
【TOBのデメリット】
●高コスト
●失敗のリスク
●情報開示義務
●時間と労力
TOBって奥が深いぶー。
株価に与える影響も大きそうぶー。実際に
TOBをされた企業について調べてみるぶー!
その調子!学んだ後は自分の銘柄探しの力にしていってね☆
TOBについて理解できたでしょうか。
株式投資の勉強にもなるんですけど、企業経営の話としても深いですよねTOB!
ただ、ここは個人投資家向けの記事が中心なのであくまで投資に関わりそうなお話をさせていただきました。
ぜひ、企業分析や銘柄選びに生かしてみてください!?
それでは今回は以上です☆
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