バリュー株とグロース株の違い 【投資初心者向け】【第26話】

投資

こんにちは、タンポポウサギです

ただいまつみたてNISAの投資信託と個別株(配当銘柄)を中心に資産運用を行っています☆

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【第2話】タンポポウサギ【運営者プロフィール】
▼経歴▼・大学卒業後、東証一部上場(現東証プライム)企業へ入社し、その後現在の夫と結婚(退職)・出産を終えて資産運用、投資、FPについて夫とともに学び、30代から投資を始める・現在は家事、育児、仕事、勉強、ブログに力を注ぎ自分を磨いています☆☆投資スタイル☆・つみたてNISA(投資信託)と高配当投資(個別株)を中心とした投資※2023年8月現在
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※本記事の情報は2023年6月15日時点のものです

 

前回は配当を受け取るまでのながれについて学びました

「配当銘柄を選びたいんだけど、そもそもどんな企業が配当を出しているの」

という疑問がある方のために

 

実は、配当を出す企業とそうじゃない企業は大きく異なる点があります

そのポイントとなるのが

・バリュー
・グロース

です

 

今回はこの「バリュー」と「グロース」の違いに触れながら説明していきます

配当銘柄の選定に限らず、これから投資を続けていく上でとても大切な知識です

しっかりと学んで、これからの行動の選択肢を増やしていきましょう~☆

この記事が役立つ方
・配当銘柄を自分で選びたい方
・中長期の投資を中心に考えている
・配当が出やすい企業の特徴を知りたい方

松井証券

バリューとグロース

結論

配当銘柄を探すならバリュー銘柄

100%ではありませんが、基本的にはバリュー銘柄の方が配当を出しやすいです

「バリュー」?

「VALUE」…「お得(割安)」

という意味です

バリュー銘柄とはその意味の通り、「お買い得な(=割安な)株」ということです

「バリュー」そして「グロース」という言葉も併せて理解しておくと、銘柄を選ぶのに役立ちます

バリュー

バリュー銘柄は、企業の価値に対して株価が割安な株です

例えば

①大企業(実際の価値は高い)なのに株価が安い
②大企業ではないけど、株価が安い

配当銘柄としては①の方が適切ですね

そもそも配当は企業の利益などから、株主へ還元するために支払われるものです

言い換えれば、ある程度規模が大きく、売り上げや利益を得ている企業でないと配当を出すのは難しいんです

すぐにも倒産しそうな企業ではなく、安定した経営や利益が出せる企業、つまり

成熟企業

が安定して配当を出すことが多いんです

 

そして、バリュー銘柄は変動幅が小さいので短期の取引には向いていません

むしろリスクが小さいから長期の保有に向いているといえます

このように配当という形で株主へ還元することで、株主のインカムゲインにつながります

インカムゲインについてはこちらの記事で説明しています▼

そしてここでもう1つの還元方法があります

「企業が成長して株価が上がる」

キャピタルゲインです

 

グロース

バリュー銘柄は成熟企業が多く、安定した利益から配当を出す企業が多いです

そしてそれに対して株価の値上がり益によって利益を出すキャピタルゲインを得やすいのが

 

成長(グロース)銘柄

成長期のイラスト

グロース(成長)はその名の通り、どんどん自社を成長させようと頑張っている企業です

傾向としてはグロース銘柄は比較的新しい企業が多くなります

ただ、中にはトヨタ自動車のような、有名企業で企業価値も大きいのにまだまだ成長を目指そうとする企業もあります

自社をどんどん成長させ、これから企業価値が大きくなり大企業へと成長していく

あるいは新規事業や新商品を積極的に開発する

こうした企業の成長のためには設備や研究などに「投資」する必要がありますよね

そう、株主へ配当という形で還元するのではなく

自社の企業価値を高めて=株価を上げることで株主にキャピタルゲイン(値上がり益)をもたらすのがグロース銘柄です

アップル社の株価推移

Dow Jones US Semiconductors Index (Price) (USD) SG Index (688363 ...

米国の企業ですが「アップル社」の株価推移です

2007年から2021年まででも「約47倍」に育っています

とてつもなく「グロース」してますよね!

14年間、アップルの株を保有していれば配当金では得られないような、元本の何倍もの利益が得られたんです!

ただ、明日の株価がどうなるかなんて誰にもわかりませんので結果論ですが…

値下がりしていく可能性だってあります

キャピタルゲインを目的とした投資は、持っていれば利益を得られる配当とは全然違う投資手法ですよね

 

ちなみにバリュー銘柄が割安なのに対してグロースは割高になることが多いです

それは、まだ企業価値が小さいのに、期待の高まりなどから株価が高くなってしまうことがあるからです。

まとめ 配当銘柄を探す時のポイント

・成熟した企業(昔からある企業)
・バリュー銘柄(株)
・東証プライムの銘柄
※(グロース(マザーズ)はその名の通り、グロース銘柄中心)

配当を出す企業の特色がわかりましたね

ただ、グロースでも株価変動が緩やかな銘柄や、バリューでも激しく動く銘柄もあります

今回はあくまで配当が出やすい企業の傾向、というところに焦点を当てています

「バリューかグロースか」だけではその銘柄のことを100%理解することはできません

それ以外にも銘柄(株)をみるときのポイントをこれからも記事にしていきますね

それでは今回も最後まで読んでいただいて本当に有り難うございました!

ではでは~☆


参考書籍「一番やさしい株の教科書」監修:竹内弘樹 発行:西東社

松井証券

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