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タンポポウサギー
個別株の銘柄選びを
してるんだけど、
信用買い残って
なんなんだぶー?
なんと、株価が上がりにくく
なる原因なんだよ!
この記事を読めば、その銘柄(株)の将来の売り圧力がどれくらいあるのか見えるようになるから、銘柄選びの力がアップするよ!
それではさっそくみていきましょ~☆
信用買い残とは
2024年 9月2日 トヨタ自動車の株情報
信用買いは、借金をして
株を買うことぶーよね?
そのとおり!
信用取引について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ↓
借金をするということは、いつか返さないといけないということですよね?
この、返さないといけない、信用買いをして返済が残ってる分が『信用買い残』です!
お金を返すということは、持っている株を売って返すことになります。(現物へ取引する現引きは除きます)
株を売る。つまり売り圧力です!
信用買いした株が少し上がったから
今のうちに返済しておくもー
ってなるもーね。
現物も将来的には売るんだよね?
そうです。だったら、現物も将来の売り圧力になる可能性があると思いますよね?
それ自体は間違っていないんですが、ここで現物と信用の性質の違いが大きなポイントになってきます!
それは、信用買いには「返済期日」と「追証」があるということです!
返済期日
例えば
●返済期限6ヶ月
●信用買い残10万
通常、信用取引には6ヶ月の期限が設定されています。
上の例の場合、売り圧力はどれくらいあるかわかりますか?(現引きは除く)
6ヶ月以内に10万株が
売られるはず
っていうことぶー!?
イエス☆
実際の数値を見てみましょう!↓
ひえー!
2,000万株以上の売り圧力
になるぶー!
そうなんです。これだけの買い残がこれから半年の中で少しずつ返済されていきます。
株価が上がるときはたくさんの人がより高い値段で買いたいときなので、買い残が多く売り圧力が多いときは株価が下がりやすくなってしまいます。
ただし、上方修正やポジティブなニュースで
この信用買い残を上回る、みんなの買いたい
が生まれた場合は、株価が上がったりするよ
株って奥深いね~☆
追証
さらに信用取引の場合、評価損が大きくなると追証という、追加で証拠金を入金しないといけない事態になってしまいます。
追証についてはこちらの記事をどうぞ↓
追加での入金ができない場合は、信用買いで買った株を強制的に売却されてしまいます。
つまり、強制的に売りが発生してしまうということです!
現物なら、じっと耐えることもできます。
返済期日が合って焦って
追証があるから震えて
メンタルが揺さぶられるぶ~
そう、信用買いは安心して株を保有し続けられる条件がそろっていないんです。
信用買いは空売りの材料
空売りとは、株を借りて市場で売り、買い戻すことで利益を得る投資方法です。
え、株を買ったのに
売ったら儲かる人の
お手伝いをしてることに
なるのかぶー?
そう!だから結果として
信用買いは自分たちで
自分たちを苦しめる状況を
つくってしまうの!
「信用買いは空売りのもと」の記事はこちら↓
信用買いはただでさえ返済期日や追証があり、売りたくなりやすい手法です。
しかし、信用買いで買った株は、証券会社から機関投資家などに融通され、個人投資家を売り崩すための空売りに使われます。
信用買いで長期間持っておくと
デメリットがたくさんあるぶー
信用買い残=株価下落?
じゃあ信用買いが多ければ
株価は絶対に下がるぶー?
NOだよ☆
投資の難しいところで、信用買い残が多ければ必ず株価が下落する、というわけではありません。
あくまで、売り圧力となって株価が上がりにくくなるという参考指標になります。
ただ、機関投資家は個人投資家が株を投げて、それを拾うためには売り崩す手段をとることがあるので、やはり個人投資家の信用買いがたくさん入っている銘柄が下に揺さぶられやすくなります。
でも銘柄を選ぶときに
信用買い残が多い銘柄は
ちょっと危ないなって
考えられるようになったぶー
そうだね!投資はこれだけ見てれば
絶対に勝てるっていう指標がないから
あくまで1つの指標として見るのが
大事だよ☆
まとめ
●信用買いには「返済期日」と「追証」がある
●追加での入金ができない場合強制的に売りが発生
●信用買いで買った株は空売りに使われる
僕は長期投資をするから
信用取引じゃないけど
僕が現物取引をしてても
他のたくさんの人が信用買い
してたらそれが売り圧力に
なるんだぶー…
そうだね!そう考えると
信用買い残が多い銘柄は
避けようかな…っていう
視点を持って銘柄を選ぶ
ことも出来るようになるでしょ☆
投資に絶対はありませんが、信用買い残が株価の上昇を妨げる要因になることは理解できたと思います。
信用取引をしている人だけでなく、現物取引をしている人も、銘柄の信用買い残をしっかりとチェックするようにしましょう!
それでは今回は以上です☆
銘柄選びについて知りたい方はこちら↓
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