【初心者向け】現物取引と信用取引のちがい【第31話】

投資

こんにちは、タンポポウサギです

ただいまつみたてNISAの投資信託と個別株(配当銘柄)を中心に資産運用を行っています☆

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【第2話】タンポポウサギ【運営者プロフィール】
▼経歴▼・大学卒業後、東証一部上場(現東証プライム)企業へ入社し、その後現在の夫と結婚(退職)・出産を終えて資産運用、投資、FPについて夫とともに学び、30代から投資を始める・現在は家事、育児、仕事、勉強、ブログに力を注ぎ自分を磨いています☆☆投資スタイル☆・つみたてNISA(投資信託)と高配当投資(個別株)を中心とした投資※2023年8月現在
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※本記事の情報は2023年7月13日時点のものです

 

今回は

・現物(取引)と信用(取引)

について説明します

 

簡単に言うと

●現物…自分の持っている資金で
●信用…借りたお金で
株を購入することです

借りたお金!?借金じゃない!恐いからそんな言葉聞きたくもない!

大事なのは耳を塞ぐことではなく「正しく理解して、場面に応じて使い分ける」ことです

それぞれにちゃんとメリットとデメリットがあります

【この記事を読むとわかること】

●長期投資には現物と信用のどちらが有利なのか
●短期投資には現物と信用のどちらが有利なのか

できるだけ難しい言葉を使わずに説明しているので初心者の方でもスラスラと読めますよ☆

信用取引については細かく別の記事でまとめていきますので今回は初心者用に簡単に説明しています

それでは早速一緒に学んでいきましょう~☆

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【①現物取引とは】

現物取引=自分の資金で株を買うこと

ここでは「現物」と「信用」と省略しますね

現物は証券口座に資金を入れることで株を購入することができる方法です

お金がないと買えない、いたって普通ですよね

▶証券口座に30万円入れた
▶A株を30万円で買うことができる
※手数料は除く

一日に同じ銘柄を資金内でしか購入できない

現物は一日の売買の中で同じ銘柄を自分の資金以上に売買できません

▶証券口座に100万円入っている
▶A株を90万円で買う
▶A株を売る
▶もう一度A株を90万円で買う…これができない

実は私、最初これを知らなくて戸惑った経験があります…

「あれ、同じ株が買えない…不具合かな?」

不具合ではありませんでした笑

 

現物は保有期限が無制限

現物…実するものとして買う

つまり、買い付けたら自分の資産(株)になるので返済期限もなく、一生持っていられます☆

むしろ資産なので、遺産として子どもに譲り渡すなんていうこともできます

もちろん保有しているだけでは手数料が発生するなんてこともありません

 

配当(優待)がもらえる

配当や優待がある株の場合は、現物で購入することでその権利を得られます

ただし権利確定日や保有株式の条件などがあるので、注意が必要です

▼配当について詳しく説明した記事はこちらです▼

配当金はいつ・どうやってもらえるの ながれをわかりやすく解説【第25話】
長期投資だし、せっかくだから配当をもらいたいんだけど具体的にどんなながれでやればいいの?という疑問がある方のために配当についてもう少し深く学べる記事を作りました。今回は配当の仕組み、配当がある理由、配当を得るまでのおおまかなながれを紹介していきます

 

【②信用取引とは】

信用取引=借りたお金で株を買うこと

お金は貸します。必ず返してくださいね。あなたなら必ず返すと信じていますよ。

お金を借りることは、必ず返すという信用の上で成り立っています

ですので、信用取引は定められた期限内に借りた資金を返さないといけません

当たり前ですが

 

最低30万円ないと信用取引で株を買えない

私、いま手持ちのお金が0円で現物取引ができないから信用取引でお金を借りて取引をしたいの!

無理です。最低限返せるように30万円は準備してから出直してください

最低限の資金を準備できることが
「あ、この人は資金を自分で準備できる人だからきっと返してくれるな、という信用になります」

信用取引用の口座に入っている資金が30万円を下回ると信用取引はできなくなります

※保有株を担保に取引をする方法もあります

定められた期限内に借りた資金を返さないといけない

借りたお金を返す…当たり前ですよね

ただ信用の場合は返す期限があります

よく使われるのは

●1日
●半年

この期限を過ぎると強制的に株を売却され、さらにペナルティ(お金を払う)があります

 

配当(優待)がもらえない

信用で株を購入した場合、正確には自分のお金で買った株ではないので株の保有者は自分ではありません

ですので配当や優待をもらうことができません

 

回転売買が可能

信用は一日に何度でも同じ銘柄を売買することができます

▶証券口座に100万円入っている
▶A株を90万円で買う
▶A株を売る
▶もう一度A株を90万円で買う…これができる

現物取引とは大きく違う点です!

 

【③長期投資は現物取引で】

《理由①下がっても追加証拠金がいらない》

●現物▶いくらに値下がりをしても追加で資金を入れる必要がない
●信用▶保有株が値下がりして保証金が不足したときは、追加で保証金を入れないといけない

信用で、もしすぐに追加証拠金が準備できないときは…追加で資金を入れるようアラート(警告)が出されます。これ、出るとすごい不安になってしまいます!

ど、ど、どどうしよう!借金をしてでも早く資金を準備して入れないと!

それに対して現物で買った場合は、既に「自分の資産」ですから価値が下がろうが、追加でお金を投入する必要がありません

 

損失は出ていますが借金をするわけではありません

だから多少下がったりしても、信用に比べれば安心してホールド(持ち続けること)していられますよね

 

だからこそ長期間保有し続けるには現物取引です★

 

《理由②保有期限が決まっていない》

保有期限

●現物…購入した株を一生持ち続けられます
●信用…株を保有する期限が決められている

お金を借りて株を買っているので、そのお金を返済しないといけません

返済するためには、購入した株を一定期間で売らないといけないんです

長期投資だから右肩上がりになる可能性が高いのに、期限が限られている信用では下がっている途中でも売らなければいけなくなります!

それに対して現物なら一生ホールドすることもできます

やはり長期投資をするなら現物取引です!

 

《理由③メンタルが揺れづらい》

信用だと

「買った価格から下がり続けている…追加証拠金が必要になってしまう…」

「これから上がると思ったのに返済期限がきてしまった…で、私が売ったら上がっていったよー」

こんなことになるかもしれません

現物ならその心配はないので、価格の下落以外でメンタルが揺さぶられることが激減します

ただ、下がっていく中でその後に上がるシナリオが崩れたときは損切りも必要ですよ!

 

【④信用取引のメリット】

ただ信用も使い方次第で、現物にはない力を発揮します

それは

何度も売買できる

現物は、一日の取引の中で自分が持っている資金の中でしか売買ができないので、何度も取引をするような短期投資には向いていません

それに対して信用は同じ銘柄を何度も売買することができるんです

なので短期取引には信用の方が向いています

 

【⑤まとめ】

私は基本的には長期投資で投資信託や配当銘柄を持ち続けているので現物取引が中心です

でも投資スタイルは人それぞれです☆

長期なのか短期なのか、期間が違えばそれにあった買い方があります

現物と信用の特徴を理解した上で、その場面に応じて上手に使い分けることが大切です

更に、信用を使えばクロス取引や空売りをすることもできます(それはまた今度しっかりと記事にしていきますね)

自分の投資スタイルに合った買い方をしていきましょう☆

今回も最後まで読んで頂いて本当に有り難うございました

これからも一緒に学んで行動の選択肢を増やしていきましょう!

ではでは~☆

 

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